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Science News > 最新のインパクトファクターの傾向

最新のインパクトファクターの傾向

ジャーナルの指標であるインパクトファクター

ジャーナルを評価する指標として広く知られているのが「インパクトファクター」です。トムソンロイター社の論文データベースを元に、毎年7月ごろに最新のインパクトファクターが公開されます。

端的に言えば、インパクトファクターとは「そのジャーナルに掲載された論文の平均被引用回数」です。高インパクトファクターのジャーナルは「引用されやすい(重要な)論文が多く掲載されている」と捉えることができ、論文の検索や投稿において参考となる数値です。

ただしインパクトファクターは、論文一報一報の価値を示すものではなく、そのジャーナルに掲載された論文の被引用回数の平均値にしか過ぎません。また、引用された論文が、必ずしも科学的に価値のあるものというわけではありません(反論のために引用されることもあるためです)。これらのことを踏まえたうえで、インパクトファクターの数値を理解する必要があります。

2013年のインパクトファクター

2013年のインパクトファクターは、2014年7月に公開されました。いわゆる「世界五大医学ジャーナル」のインパクトファクターは以下の通りです。

The New England Journal of Medicine: 54.4
The Lancet: 39.2
Journal of American Medical Association: 30.4
British Medical Journal (BMJ): 16.4
Annals of Internal Medicine: 16.1

いずれも歴史あるジャーナルで、そのブランド力は健在であることを示しています。最近では国際的な大規模臨床研究の成果も多く掲載されており、引用されやすい論文が多いというのも、数値が高くなる原因であると考えられます。

一方で、2000年以降に創刊されたオープンアクセスジャーナルのなかにも、高いインパクトファクターを持つものもあります。2003年創刊の『BMC Medicine』は7.3、2004年創刊の『PLOS Medicine』は14.0となっています。オープンアクセスジャーナルは不審なものが多いと言われるなかで、これらのジャーナルは大きな信頼を得ている、といえます。

インパクトファクターの今後の傾向

今年の医学ジャーナルのインパクトファクターには、「有名ジャーナルは高い数値を維持」「オープンアクセスジャーナルも高い数値を持つものもある」という傾向が見受けられます。前者については、現在も国際的な大規模臨床研究が多く行われており、その研究成果は強いエビデンスとなることから、今後も高い数値を維持し続けることでしょう。また後者については、すぐに多くの読者に研究成果を届けられるという利点が、広く受け入れられつつあることを示しています。今年見られた傾向は、今後も続くでしょう。

なお、ジャーナルを評価するときには、しばしば「現在の」インパクトファクターを指標とします。しかしながら、数年間のインパクトファクターの「推移」を調べることで、そのジャーナルの注目度がどう変化しているのかを推し量ることも可能です。論文の検索や投稿の際に、「現在」だけでなく「数年間の推移」も参考にしてみてはいかがでしょうか。


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