One Point English

医学英語論文の書き方マニュアル – 17:「…する限り」の表現

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One Point English:「…する限り」の表現:[as long as][ as far as] の違いについて

「…する限り」の表現で、[as long as][ as far as]は日本語では「…する限り」と訳されますが、対象が異なります。

[as long as] は[時間、条件、程度]、[as far as]は[程度と範囲]です。

[as long as] =[on the condition that…]
〜する間は(時間)= only ifとかprovided と同じ意味
〜さえすれば(条件)=whileと同義語

[as far as]=[to the extent that …]
As far as I am concerned: 私に関する限り
As far as I know:私の知っている限りでは
As far as I remember:私の覚えている限りでは

[as long as] と[as far as] には「…する限り」以外の使われ方もあります。
I’ve been waiting for it for as long as five years.
私はそれを5年も(の長い間)待っていました。
He went to see her as far as London.
彼はロンドンまで行って彼女に会いました。

Coffee Break

投稿作業で、多くの場合、敬称の選択がありますが、イギリスの雑誌に投稿する時にMxに気づいた方も多くいらっしゃると思います。
選択肢として、Mr. Mrs. Miss に加え Ms.(既婚か未婚かを区別しない女性)やMxがあります。Mxはミクスと読む場合が多く、性的な中立を表します。[Xはミックスではなく、ワイルドカードを意味するそうです。]
イギリスでは2015年からパスポートや運転免許書でも選択できるようになっています。

ちなみに、Mr.はMisterの略語Mrs.はMistressの略語ですので「ピリオド」がつきます。Ms.はMr.とMrs.の合成語ということで「ピリオド」がつきますが、MissとMxにはつきません。

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