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英文作成サポートツールを活用し論文執筆を能率的に

研究者にとって、自分たちの研究成果を論文にし、学術雑誌に掲載する事は必要不可欠な仕事ですが、日本人をはじめ英語を母国語としない国の研究者にとっては、英文で論文原稿を作製するという作業自体に多大な労力を要します。そこでお奨めしたいのが、ScrivenerMedical Spell CheckerWhiteSmoke等といった英文作成に役立つツールを活用し、能率的に原稿を推敲するという方法です。

論文のフォーマットに適した構成作業を行うために

通常研究者は、論文を書くためのアイディアが浮かぶと、それをまずはメモ的に記述しておき、全体像が固まったら、それぞれの学術雑誌に合わせたフォーマットに改めた形で英文などを再構成することが多いです。Scrivenerはそういった英文再構築作業を能率的に行う事をサポートするためのツールです。学術雑誌によって図表の説明や脚注、引用等における文字の記述の仕方が異なっていますが、Scrivenerを活用すれば、自分が予め作っておいた英文や図表などを、入れるべき部位に適したフォーマットで記述する作業がより簡単にでき、なおかつ全体の構成を視覚的に把握する事が可能となります。

スペルミスや文法的間違い等を慎重にチェックし投稿へ

原稿が全体的に完成形に近づいたら、次は英語のスペルや文法に誤りがないかどうかを自分でチェックする必要があります。Medical Spell Checkerは300,000以上の用語を含む英語スペルチェック機能を持ち、最新版の医学用語スペルチェック等に適したツールです。そのため、医学における専門家から初心者まで幅広く扱うのに適した英語スペルチェックツールといえます。

さらに、WhiteSmokeは現代における最先端の情報を含んだ英語文法チェック用ソフトウェアであり、このツールを使えば、文章や文法を訂正及び改善して、文章の全体的な再構築をする作業を迅速に行う事ができるようになります。2018年の最新版もリリースされており、以前のバージョンでは検出できなかった何百もの文法的ミスを検出できるようになっています。

確実を期すためには、これらのツールを全て活用して英文原稿を書き上げた場合であっても、一度はネイティブスピーカーの研究者から原稿のチェック及び指導を受けてから、学術雑誌に投稿する事が得策といえます。前述の三種類の英文作成サポートツールを用いて能率的に原稿作成作業を進めるためにも、論文のアイディアが浮かんだらすぐに全体の構想を練り、できるだけ早めに活字にして自分のPC内に保存し、いつでもこれらの英文作成サポートツールに流し込めるように準備を整えておく事をお奨めします。