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オンラインで論文を広める方法

公開される論分数が右肩上がりの現在、自分の論文を多くの人に読んでもらうためにはそれなりの方法や戦略が必要となります。オンラインで論文を広める方法を紹介します。

さまざまなSNSを活用する

自身の手で論文を広める方法として、SNSの活用があります。SNSには、一般的にも使われているTwitterやFacebook、LinkedInのほか、研究者専用としてResearchGateやAcademia.edu、日本発の研究者向けサイトとしてresearchmapがあります。SNSアカウントの自己紹介文には事前に研究テーマや業績、ORCID iDを記載しておきましょう。

研究者向けSNS「ResearchGate」で研究者間のつながりや議論はどう変わるのか

新しい査読のあり方を問う研究者向けSNS

研究者一人一人に割り振られる16桁のID「ORCID」

論文が掲載されたら、各SNSの雰囲気にあった文章で報告します。Twitterであればハッシュタグを活用する、裏話を入れてリツイートされやすくするなどの工夫があります。所属機関からプレスリリースが出ていれば、合わせて紹介することで分野外の人にも興味をもってもらえる可能性が上がります。逆に研究者向けSNSでは、研究内容に特化した解説をするのがよいでしょう。

これらの方法は、フォロワーが多ければ多いほど宣伝効果が上がります。日頃からSNSで発言してフォロワーを増やす努力が必要であり、一朝一夕には成功しないという難しさがあります。メールの署名やウェブサイトなどでSNSアカウントを記載しておくという工夫も求められます。

詳細な紹介はブログに書く

SNSには短文の投稿が多く、論文を詳しく紹介しようとすると長文になってしまって読み飛ばされてしまう、ということもあり得ます。そこで、ブログなどの別の場所に詳細を書き、SNSには簡単な紹介文とリンクを掲載するという方法もあります。

例えばKudosというウェブサービスには論文紹介のテンプレートがあり、SNSからの流入数や論文のダウンロード数を管理できるという特徴があります。また、シンプルなデザインで人気のあるブログとしてnoteやmediumなどがあります。SEOにも強いといわれており、検索からの流入が期待できます。

論文を多くの人に広めるためのウェブサービス「Kudos」

ただし当然のことながら、論文の中身を詳細に読んでもらい、最終的に引用してもらうためには、論文のタイトルとアブストラクトを明確にすることが必須です。タイトルとアブストラクトは論文を投稿する段階から意識し、ジャーナルの編集者にも相談するのがよいでしょう。